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[2013/07/20]
自炊に役立つ料理教室 26回目 野菜たっぷりカレー

 7月20日(土)の料理教室。メニューは

・カレー
・カポナータ
・玉ねぎと麩とえのきのみそ汁
・五穀入りケーキ(差し入れ)
・くだもの(差し入れ)
・おにぎり

 前日、いつもの八百屋さんから玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、とうもろこし、なすをいっぱいいただきました。そして豚肉も。当日、調理実習室の隣の事務所のスタッフから大量のトマトとゴーヤの差し入れをいただきました。ありがとうございます。赤、緑、黄、紫…目にも鮮やかな色とりどりの夏野菜は見ているだけでパワフルです。

2013年07月20日調理風景01
2013年07月20日調理風景02
 今月は参加予定のボランティアが少なそうだし、メニューは誰でも失敗なく簡単にできるカレーに決め、前日にスーパーへ足りないものを買い出しに行き準備完了。のはずが、肝心のカレールウを買い忘れたことに気づいたのが夜遅く。翌朝、開店と同時にルウを買い、急いで会場へ。建物の入り口ではすでに常連のおじさんが待っていました。いつも荷物を運ぶのを手伝ってくれる人です。おじさんは「助っ人何人か連れてきたから」と言って、一緒にいたおじさんたちと荷物を運び、やかんを火にかけ…とてきぱき準備してくれました。
 そこへやってきたボランティアから「ダルク、都合が悪くて今日はお休みだって」と聞かされました。ボランティアとして毎月参加している薬物依存症更生施設「富山ダルク」でリハビリ中の男性たち。ふだんみんなで自炊してるし、几帳面で整理整頓きれい好きの人もいて助かっています。彼らが欠席なら、やっぱりカレーにしといてよかった。結局、ボランティアは主婦が3人だけ。おじさんはいつもより若干多いみたい。おじさんたちにがんばってもらいましょう。
 極端に少ないボランティアと大量の食材。いろいろと目が行き届かないなか、おじさんたちは野菜をあるだけ全部切る勢い。どんどん量が増えなかなか要領よく進まないようで、誰でもちゃちゃとできるはずのカレーが、なかなかできません。ようやくできあがったのは、大鍋2つと中鍋1つ分の大量のカレー。生のとうもろこしやなす、トマトなど夏野菜いっぱい。だけど、とろみがなくさらさらのカレー。用意したルウは32皿分相当だったので、それ以上できたということでしょう。一人2杯以上おかわりしないとなくならないかも。

2013年07月20日調理風景03
2013年07月20日調理風景04
2013年07月20日調理風景05
 夏野菜のサイドメニューということで、おしゃれにカポナータ。イタリア版ラタトゥイユ。夏野菜の煮込みです。なす、ズッキーニ、玉ねぎ、セロリ、ピーマン、パプリカ、トマトを水分を飛ばすように煮込み野菜の味を凝縮させます。家にあったドライバジルと庭で摘んだフレッシュ・タイムを入れ、おしゃれ度アップ。

2013年07月20日調理風景06
2013年07月20日調理風景07
 みそ汁の具は、玉ねぎと麩とえのき。昆布でだしをとってもらいます。お任せしたのは、元漁師で自炊もしている男性。「だれか手伝う人呼びましょうか?」と聞いたら、「いや、いいです」と言って一人で黙々と調理に没頭していました。わかります、私も一人で集中したいタイプです。ところが、味噌を入れる段になって、彼が「私がやると薄味になっちゃうので代わってもらえますか?」と言ってきました。私が「薄味、いいじゃないですか」と言うと、「父親が塩分摂り過ぎで病気になったから気をつけてるんです。腰も痛くなってきたので代わってもらえませんか?」と彼。腰が痛いんじゃしようがない。ちょうど山梨県で富山型デイサービスを経営している岡ちゃんが遊びにきていたのでお願いすると、「僕、調理師の免許持ってるの」と一言。いいじゃないですか。安心してお任せできます。なんだかおでん屋のおやじっぽい感じで妙にさまになってます。

2013年07月20日調理風景08
2013年07月20日調理風景09
 そういえば、なすを大量に切り過ぎちゃったおじさんに、浅漬けにしてくれるように頼んでたのに、いつの間にかテーブルで休んでるじゃないですか。なんだか疲れちゃったみたいなので、これも岡ちゃんにバトンタッチ。ボランティアが少ないので助かります。

2013年07月20日調理風景10
 この日は、富山型デイサービス「にぎやか」理事長の阪井さんがボーカルを務めるイワズモガナが押し掛けライブに来てくれました。岡ちゃんは阪井さんの連れだったのですが、たまたまあったか相談村に参加して感じたことを自身のブログで次のように紹介してくれていました。

 「日本きっての裕福ですごし易い富山県ですが…現実は厳しいものです。何人かの方とお話をさせていただきましたが、この月1回の集い…みなさん心待ちにしているそうです。終始、和やかな雰囲気の中にあっても現実の社会を垣間見る瞬間もあり…いろんな意味で、素晴らしい会に参加させていただきました。経済的には豊かであると言われる日本…そんな国のすき間で生きる人々と、そこから目をそむけない人々とのやり取り…ごまかしなんか効きません。いろんな意味で、楽しくも勉強になる時間でした。何事も続けることが肝心…息の長い取り組みになることを祈ってます」

 聞けば、岡ちゃんはむかし行政で生活困窮者支援の職にあり救護院(障害や依存症を抱える人、経済的困窮者などが暮らす施設)で働いたこともあるそうです。あったか相談村に来たのも何かの縁だなぁと思わずにはいられません。

2013年07月20日交流風景01
2013年07月20日交流風景02
 さて、カレーが難航するなか、突然始まったライブ。12月に続いて2回目の今回は、発売したばかりのCDをいっぱい持ってきて売り込みも抜かりない「ゆかたん」こと阪井さん。相手が生活困窮者だろうと変に気を遣わないところがただ者じゃない。テーブルでは、自家用車で暮らすホームレス状態のおじさんが弁護士に相談してたり、新聞を広げてる人がいたり、コーヒー飲みながらおしゃべりしてる人がいたり。その向こうでウクレレ片手に歌うゆかたんとギターのしんちゃん。なんだかみんなの心がとてもリラックスして、あたたかな空気に包まれているひととき。まるで蜃気楼のように、さまざまな条件が重なった瞬間だけ目の前に現れる貴重な風景。活動を続けてきてよかったなぁという気分になります。

2013年07月20日料理01
2013年07月20日食事風景01
2013年07月20日料理02
 ライブも終わりイワズモガナのメンバーも一緒に食卓を囲んでくれました。デザートに五穀入りケーキを持ってきてくれたのは、ボランティア初参加の社会福祉協議会にお勤めの方。個人的に関心があって参加されたとのこと。ボランティアで支援に関わる人たちにとって、市役所や社会福祉協議会というのは支援をお願いに行くところで、力関係としては向こうが強い感じ。でも、行政関係の人たちが市民の活動の場を知りお互い連携できる関係になれるといいですね。

 この日は隣の事務所のスタッフが、Tシャツやタオル、傘を寄付してくれました。ちょうど着る物を必要としているおじさんがいたので、すぐになくなりました。タオルは吸水性がいいように一度洗濯してあり、細やかな気遣いもうれしいです。傘は、足が悪いから杖代わりにと持っていくおじさんがいました。

 それから、前回テレホンカードの需要があったのでデイサービス「にぎやか」の広報紙で呼びかけさせてもらったところ20枚も集まりました。ありがとうございました。この日もほしい人がいっぱいいて人気が高かったです。

2013年07月20日カンパ01
 今月も「フードバンクとやま」からお菓子をいただきました。それからペットボトルのお茶とジュースも。ありがとうございます。

 先月、ホームレス5日目であったか相談村に来て、弁護士と一緒に生活保護申請に行ったおじさんから、「申請がうまくいって今はアパートで暮らしてます。ありがとうございます」と言われました。よかったです。橋の下で暮らしていたおじさんは今月は現れませんでしたが、先月申請に同行した人の話だと、生活保護を受給してアパートに入ったらしいです。よかったです。

 さて、「どんどんおかわりしてくださいね」と鍋を持って回ったり、お持ち帰りしたい人にはビニール袋で小分けしたのですが、カレーもみそ汁もたくさん余ってしまいました。冷蔵庫がない人、あっても満杯の人もいて無理強いもできず、仕方なく廃棄することに。ごめんなさい。処分しているのを見ていたおじさんがたまりかねて「いっぱいもらったけど、もう少しもらおうか」と言いました。おじさん冷蔵庫持ってないのに。そして「もったいないねぇ。いっぱいガス使って作ったがにね。さっきポットのお湯も余って捨てたけど、ガス使ってせっかく沸かしたがにね」とガスを無駄に使ってしまったその一点に申し訳なさを感じるおじさん。厚意で食材を寄付してくれた八百屋さんや食物を育てた生産者に申し訳ない気持ちでいっぱいだった私は、食材に全然言及しないおじさんにちょっとムスッとしながらもおじさんの視点の意外性に感心し、お互いの視点のあまりの違いが滑稽にさえ思え、おじさんが「ガスが、カスが」と繰り返すたびにクスッとなりました。今後は食材を無駄にしないようにしたいです。ガスもね。
 後日、同行支援や生活相談をしているボランティアと話す機会がありました。彼によると、あったか相談村に来ている人のうちホームレス状態なのは数人だと思われるとのこと。食べ物はたくさんは要らないけど、ゆっくり話ができる貴重な場だから今のまま続けてほしいとのこと。場づくりですね。

 こんな感じで月に1回、路上生活者や生活困窮者の人達と一緒に料理を作って食べています。ボランティアは主婦や会社員、薬物依存症リハビリ中の男性達。司法書士と弁護士が無料法律相談にのっています。お気軽にご参加ください。次回は8月20日(火)詳しくはHPで。
 お米や野菜や保存食品などのカンパ、ボランティア参加者もお待ちしています。ご連絡はメールフォームから。
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あったか相談村の活動は3月で終わります。長い間ありがとうございました。
新しく「小さな泉の村」が料理教室を引き継いでくれることになりました。
次回の料理教室は
5月14日(土)

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