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[2012/10/19]
自炊に役立つ料理教室 17回目 栗ごはんと豚汁

 10月19日(金)の料理教室。朝、食材や「フードバンクとやま」からもらったお菓子のダンボールをいくつもつめこんだ車で会場に向かい、満車の駐車場にダダをこねてなんとか入れてもらい正面玄関を入ったら常連のおじさんにばったり。「コーヒー飲むのにお湯わかして準備してるのに、だれも来ないじゃない」だって。「おじさん、いいところで会ったね〜。台車もってくるから荷物運んでね〜」。調理室に入ると、やかんでわかしたお湯を保温ポットに入れてちゃんと準備してありました。すばらしい! さて、メニューは

・栗ごはん
・豚汁
・じゃがバター

 栗ごはんはもう少し秋らしくなってから、と先月先延ばしにしたメニューです。先月使ったトマトの水煮缶ならまだたくさん残っているのですが、栗ごはんにトマト味は合わないだろうということで、汁ものは豚汁になりました。ボランティアの一人が、家でできたさつまいもとじゃがいもを持ってきてくれるというので、豚汁とじゃがバターに使わせてもらうことにしました。
 栗ごはんといっても、実は以前に「フードバンクとやま」からもらった甘露煮の栗を使うので、なんちゃって栗ごはんです。先にお米だけ昆布と酒とみりんを入れて炊いてから、蒸らし時間に栗を加えることにしました。一番の難関は、甘露煮のビンのふたを開けること(笑)。このふたの硬いこと硬いこと。おじさんや薬物依存症更生施設「富山ダルク」の腕力ありそうなメンバーが、代わる代わる渾身の力をふりしぼってもキュッともいわない。それが、怪力タイプでもない細身の「ダルク」のメンバーがフォークだかスプーンだかでコン!とたたいてひねると、いとも簡単に次から次にふたが開くではないですか! ミスター・マリック?! さて、甘露煮の栗はこのままでは甘過ぎるので表面を水で洗います。

2012年10月19日調理風景1
2012年10月19日調理風景2
 豚汁に入れる野菜は、大根、にんじん、白菜、ごぼう、さつまいも、じゃがいも、ねぎ。それに豚肉こま切れ。だし昆布も投入。30人分くらいを見当に大きめの鍋2つ。薬味にしょうがをすりおろして準備。味噌はこうじ味噌と赤味噌系があったので、こうじ味噌だけのと赤味噌とブレンドしたのと一鍋ずつ味付けを変えました。

2012年10月19日調理風景3
2012年10月19日調理風景4
2012年10月19日調理風景5
 おっと、じゃがバターですが、うっかりしていてほとんど豚汁用に切られてしまいました。大きめのだけほんのちょっとを茹でて、あつあつにバターをたっぷりのせてテーブルへ。早い者勝ちです。

2012年10月19日料理1
 おかずがいくつも並ぶ豪華な月もあったけど、今月はデザートもなくご飯と汁ものの二品。おじさんたちには少々口寂しかったかなぁ…とも思いましたが、最終的にはご飯も豚汁も、ほんのちょっとしか作らなかったじゃがバターでさえ余りました。先月は平日にもかかわらずおじさんたちがいっぱい来ていて食べ物があっという間になくなってしまったのに、今月来たのは半分以下の10人ちょっと。当日になってみないと何人来るのかわからないので、何人分作れば過不足ないのかの判断がとってもむずかしいです。
 余った栗ごはんはおにぎりにしました。まるで型で抜いたかのように形の揃った美しいおにぎりが、これまた整然と大皿に並んだ姿の美しいこと! このおにぎりをにぎってくれたのは、「富山ダルク」の新入りメンバー。元すし職人なんだって。「でも、にぎっていたのはお寿司でしょ?」と聞くと、まかない用におにぎりをにぎっていたとのこと。

2012年10月19日料理2
2012年10月19日調理風景6
 さて、みなさんにおかわりしてもらっても余ってしまった豚汁は、もったいないので「ダルク」にお持ち帰りしてもらうことにしました。タッパーとか容器が何もなかったので「ビニール袋二重にして入れれば大丈夫よね?」と聞くと、ダルクの一人が「あの、シンナーの経験からだけど、ビニール袋の底の角、縛らなくていい?」だって。まあ、シンナーじゃないから漏れないと思うけど(`-д-;)ゞ

 この日、食事をしながら話した人は比較的若い男性でした。以前は漁師をしていたそうです。生まれは関東のほう。30歳を過ぎてから漁師になりたくなって全国に問い合わせたら、熱心に対応してくれたのが島根と富山だったそう。それで富山に来てズワイガニ漁をすることに。出来高制で獲れないと収入もない漁師もいたけれど、彼のところは漁獲量に関係なく固定給がもらえたからよかったと言ってました。獲れなくても給料出さなければいけない会社は苦しいけど。ただ、仕事はきつくて忙しい時は25時間勤務とかで、カゴを運びながら朦朧としてぶっ倒れたこともあったそうです。結局、腰を痛めて漁師を辞めたとのこと。昔、大きなブリを一匹もらったことがあって、両親と妹さん(お姉さんだったかな?)に刺身を作ってあげた話を懐かしそうに話してくれました。「その頃はまだ家族とも行き来があったから…」という一言に、何か事情があって今は家族ともつながりが切れてしまったのかなぁと気になりました。「漁師という仕事は本当にきつくて、漁師たちは子どもには継がせたくないと言ってた。漁師のなり手は減る一方だ」と彼が言ってました。日本は食糧自給率が低いのに、農業や漁業など一次産業は衰退の一途です。やりたい気持ちがあっても労働環境が過酷すぎるのか。

 今月は弁護士さんが所用でお休み。司法書士さんが一人参加してくれました。「生活保護のこととか何か相談がある人はどうぞ〜」と呼びかけたら、「おい、行ってこいよ」と隣の人に促されたおじさんが立ち上がりました。よかったよかった。今回来てくれた司法書士の布目さんは以前、被害者の立場に立って多重債務問題解決に取り組む「富山あおぞらの会」という組織の事務局長をしていた人だそうです。ちなみに「あおぞらの会」というのは富山県以外にもいくつかあるらしい。現在、「富山あおぞらの会」の活動は停止しているというので、「どうしてですか?」とたずねると、「相談がなくなったから」という返事。それはいいことです。でも、多重債務者を救うために一旦改正されたサラ金業法が、業界の圧力で再び改正される動きもあるらしいのが気掛かりです。
 富山県弁護士会が来月から始める無料電話相談のチラシ(詳しい内容はこちら)を配りました。数人がもらってくれたので、相談したいことがあるのかも。

 ハローワーク近くの駐車場わきで炊き出ししていた頃からわりとよく来る男性が「ねえ、もう外で食べないの?」と聞いてきました。「天気いいから気持ちいいよ」。ちょっと意表をつかれた意見でした。たしかに今日は天気がいいから気持ちいいかもしれませんが、私にとってカンカン照りの真夏や雨の日、雪が積もった寒い冬に外で炊き出しするのはたいへんでした。今、天候に左右されずいつも快適な室内で、ちゃんとした調理機器を使って何でも作れて、味気ないプラスチック容器ともおさらばしてちゃんとした食器で食事できることのほうがいいに決まっていたからです。毎回テントを借りてきて設営しなくてもいいし、机や椅子を運ばなくてもいいし、プロパンガスを借りてこなくてもいいし…準備する側はいろいろ大変だったのわかってるのかな〜。そういえば、彼は料理教室になった今も全然調理に参加してないのよね。参加型の炊き出しなんだからどんどん自主的に参加してほしいです。そういう意識が自然に芽生えて「みんなで作ってみんなで食べよう」と言って参加してくれるおじさんが数人いたのですが最近、なんだか食べる専門の人の割合が増えたような…。

 今月も「フードバンクとやま」から、お菓子をいただきました。ありがとうございます。おじさんたちのお土産になりました。あと、砂糖とか乾麺とか干し椎茸もいただきました。そのうち、干し椎茸でだしをとったおいしいうどんを作りましょう。ダルクのすし職人もいるので、太巻きもいいですね。お楽しみに。

 こんな感じで月に1回、路上生活者や生活困窮者の人達と一緒に料理を作って食べています。ボランティアは主婦や会社員、薬物依存症リハビリ中の男性達。司法書士と弁護士が無料法律相談にのっています。お気軽にご参加ください。次回は11月21日(水)詳しくはHPで。
 お米や野菜や保存食品などのカンパ、ボランティア参加者もお待ちしています。ご連絡はメールフォームから。
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