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[2011/06/29]
自炊に役立つ料理教室 1回目

 6月19日(土)は、炊き出しに変わる新たな試み、「自立サポート料理教室」の1回目。これまで2年近く続けてきた炊き出しをやめることになった大きな理由は、調理に使っていた場所が使用できなくなったこと。でも、路上生活からアパート暮らしに移った人たちが増えてきたことも、料理教室という発想につながっている。できあがった料理を食べてもらうだけより、一緒に作って覚えてもらったほうが自炊経験のない人たちの自立に役立つだろうということだ。なんて画期的なアイデア!と思う一方で、うまくいくのかなぁという気持ちもあった。いままで「ボク食べる人」だった人たちが作ることに興味を示してくれるのか、路上生活のおじさんたちが公共施設の調理室に突然いっぱい集まってきたら施設から何か言われないか、とか。まあ、そんなこと結局は杞憂に終わったのだが。

2011年6月19日調理風景
 朝、さっそく早くから来た男性2人が食材の搬入などを手伝ってくれた。食材は米、大量の野菜、卵、ブロックの豚肉とベーコン少々。肉は塊で買ったほうが経済的だからだって。さすが主婦の知恵。野菜は、八百屋さんから週末前の売れ残りをたくさん提供してもらった。このまま廃棄処分されるのがかわいそうなくらい新鮮な野菜。
 4つの調理台に分かれて、卵料理と汁物を作ることに。甘い卵焼きと出し巻きを作り分けるグループもあれば、しいたけ入りのでっかい卵焼きのグループもあるし、中華スープのグループもあれば、ベーコン入り(?!)のみそ汁のグループもある。空豆やさやつきグリーンピースと葉野菜のサラダや、ほうれん草とえのきの炒め物、浅漬けなどいろいろできた。それに炊きたての白いご飯。

2011年6月19日料理
 吹きっさらしやカンカン照りのテントじゃなく調理室のテーブルで、プラスチックじゃなく陶磁器の器に盛って、食事すると和み具合が全然違う。いつも二言三言しか話できなかったおじさんともゆっくり話ができた。なんと、おじさんは昔デパートのレストランで働いていたという。私ごときが適当に作ったドレッシングなんてドレッシングじゃない、玉ねぎ入れないと。マヨネーズも手作りしてたんだって。「そんな技術があれば仕事見つかるでしょう?」と聞いたが、若い人優先だから全然だめ。病院や施設の調理にしても、レストランとは味付けが違うからだめだって。手に職があっても職がないなんて厳しい世の中だ。おじさんは食後、私にお茶を持ってきてくれた。そして、素人の料理に見かねたからか(笑)、次は手伝ってやるよと言ってくれた。
 調理しながら話をした若い男性は、ネットで「あったか相談村」のHPを見て来たそうだ。相談村利用者は年齢的にも技術的にもネットとは無縁だろうと、閲覧者として想定していなかったので意外だったが、うれしかった。最初、彼をボランティア参加者だと思っていたので、野菜とか余ったら持って帰ってくださいねと言ったら、「僕、駅にいるんで…」と言われ一瞬こちらが気まずくなってしまった。でも、それくらい最近の路上生活者たちはフツーっぽいのだ。20年位前に駅でよく見かけたホームレスと呼ばれるおじさんは、髪がドレッドヘアー化して長いひげに着古した身なりで仙人のようだった。一見してフツーとは違っていた。でも今「あったか相談村」に来る人たちはみんなこぎれいで、だれが利用者かボランティアか(少なくとも私は)よくわからない。それはある意味、フツーの人もいつ路上生活者になるかもしれないくらい境界線が薄れ不安定で危うい社会になってしまったということなのか。

2011年6月19日食事風景
 初めての場所がわかりずらかったせいか、利用者の姿は少なかったものの、いつもボランティアに来てくれる薬物依存症リハビリ施設「ダルク」の男性陣、青年司法書士会の男性陣、個人参加の男性ボランティア、と男性が多くてなんだか「男の料理教室」。男女共同参画を目指すこの施設にふさわしい?! しかもみんな割と手際がいい。洗い物もゴミの始末も嫌がらず片付けまできれいにしてくれた。いつもは最後にボランティアだけでやっている一言反省会にも、利用者の男性が参加して好意的な感想をしゃべってくれた。彼も本当に楽しかったのだと思うし、私もなんだか高揚感を覚えた一日だった。ダルクのメンバーから、「料理教室では材料や献立があらかじめ準備されてしまうが、自立した生活のためには経済的な買い物の仕方なども覚える機会があればいいと思う」と意見があった。彼は突然指名されてもいつもすばらしいスピーチができる人で、この日も「日本という社会は一度社会からこぼれてしまった人はダメと言って排除される。薬物依存にしても、そういう人を受け入れチャンスを与えていかないといつまで経っても元の社会に戻れないままになる」と語った。ブラボー。
 1回目の反省点として、何人分用意すればいいのか目安がわからず、結果的に汁物がたくさん余ってしまった。おかずも余ったし。おにぎり用のご飯を炊いていたことをすっかり忘れてご飯も一釜分余ってしまった。タッパーを持ってきていたおじさんがいたが、これはいいアイデアだと思った。
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あったか相談村の活動は3月で終わります。長い間ありがとうございました。
新しく「小さな泉の村」が料理教室を引き継いでくれることになりました。
次回の料理教室は
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