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[2013/04/21]
第1回ミニシンポジウム「貧困・格差の連鎖をなくすために! 生活保護は“悪”なのか?!」に参加して

生活福祉ネットワークミニシンポチラシ
ミニシンポジウム「貧困・格差の連鎖をなくすために! 生活保護は“悪”なのか?!」
日時:2013年4月21日(日) 14時〜
場所:サンシップとやま703室
主催:「生活・福祉ネットワークとやま」準備会

 富山県内で生活困窮者の支援に関わってきたボランティアや法律家、生活保護受給当事者の生の声が聞けるいい機会だと思い参加してみました。時間ぎりぎりに会場の会議室に飛び込んでびっくり! 出席者は自分も含めて8人でした。しかも純粋な聴衆は私とブログを見て来た人の2人。あとは、主催者側の人と発表者の人たち。思わず「だれでも参加してよかったんですよね?」と確認してしました。生活保護受給当事者の発表は、ご本人がやっぱり人前に出たくないということで取りやめになったとのこと。期待していたのに残念。ということで、その日の発表は、生活困窮者の支援に関わっているボランティア、司法書士、介護施設のケアマネージャーの3人でした。
 まず、ボランティアで支援活動をしている男性の発表から。数年前から生活保護申請の同行をしたりアパート入居のための連帯保証人になったりしていて、あったか相談村にもよく顔を出されます。富山県は生活保護受給率が全国一低いとのこと。住宅扶助費(生活保護費の内訳のひとつ)の支給上限額の設定も低く、実際その金額で入居できるアパートはないのが実態だそう。また、生活保護の申請から支給まで2週間程度と言われているが実際は3〜4週間かかり、その間の公的緊急支援として社会福祉協議会のつなぎ資金貸付制度があるが、住民票がなかったり経済的に困窮している人にとって条件や手続きが厳し過ぎる面があることが報告されました。(私が実際につなぎ資金貸付制度を利用してみた過去記事はこちら。参考までに)。アパートを借りる際の連帯保証人も頭の痛い問題で、生活保護申請者のほとんどはほかに頼る人がないため、やむを得ずこの男性が何十人もの人の保証人になっているとのこと。同席していた男性の妻から、夫にこれ以上保証人を引き受けてほしくないのでだれか保証人になってください、と本音の発言も飛び出しました。このような活動を個人がボランティアで担うのは精神的にも経済的にも過酷だな〜と思います。
 次に発表した司法書士もあったか相談村に参加されたことのある人でした。以前、被害者の立場に立って多重債務問題解決に取り組む「富山あおぞらの会」という組織の事務局長をしていた人。発表はまず、自民党政権が8月から生活保護基準を引き下げようとしていること、生活保護受給者に対する社会の風当たりが強くなっている現状について。生活保護が悪者のように見られている理由として、受給者の増加による国家財政の圧迫、生活保護の給付水準がワーキングプアの収入を上回る逆転現象、一部の不正受給者の存在など。しかし、実態は日本は収入が基準以下でも生活保護を受給していない人が多く(世界的に見ても受給率が低い)、日本では生活保護制度以外にセーフティネットがないことや制度として使いにくい点などが指摘されました。また、生活保護受給者は医療費がただだからとちょっとしたことで病院を利用し過ぎているのではないかと思われているが、実際は医療扶助費(生活保護費の内訳のひとつ)の60%は入院(とくに精神疾患)に使われていて軽度の受診は少ないということも報告されました。
 県西部の高齢者グループホーム・小規模多機能居宅介護施設で働くケアマネージャーからは生活困窮者の老後について。介護施設利用にかかる費用をみると、低所得や生活保護受給者が利用できる施設がないという現状が報告されました。また、生活保護受給者や一人暮らしの人で、今一番問題になっているのは保証人だそう。保証人がいないと施設に入所できないとのことです。ここでも保証人の問題があるんですね…。
 聴衆の一人がたまたま介護関係担当の行政職員でした。行政の窓口対応は厳しいとよく耳にするが本当に適切なのかと問いかけられ、自分の知る範囲では職員はみんな誠実に対応していると真摯に答えていました。この希少な聴衆からは、生活保護受給者だけでなくもっと広い枠で考えていかないと問題の解決にならないのでは、との指摘もありました。全体として、制度のこととか専門分野の細かいことなどもいろいろ話され、素人にはちょっとわかりにくいところもありました。広くて深い問題です。
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